2日、福島県下郷町の大内宿で行われたのは、800年以上続く夏の風物詩「半夏まつり」です。田植えが終わる目安とされる「半夏生」の時期に合わせて、毎年7月2日に行われ、五穀豊穣や無病息災などを祈ります。
鈴木夕里菜アナウンサー「下郷町は雨が降ったり止んだりの不安定な天気です。そんな中、子どもたちの元気な掛け声が響き渡っています」
先頭を歩くのは、天狗の面をかぶった「猿田彦」です。神輿の道を案内する役として行列を導き、地元の小学生や白装束を身にまとった男衆など、およそ50人が宿場町を練り歩きました。

地元の小学生「健康や植物が元気に育ちますように(と願って参加している)。わらじが痛いけれど頑張っています」
参加した人「もう雷も全部行ったので、最高のお祭りです」
沿道には、観光客およそ2500人が集まり、江戸時代にタイムスリップしたかのような光景をカメラに収めていました。
栃木県から来た人「800年続いているってすばらしい。小さい子たちがかわいい」
地元の人「毎年見に来ている、地元だから。これからも長く続けてほしいですね」
一時は不安定な天気に見舞われながらも、今年も地域の安寧を祈りました。
