専門家「生息する環境」によってバナナ色に?

見つかったバナナウナギ【画像②】について、渋川マリン水族館(岡山・玉野市)の岡秀彦館長に話を聞きました。岡さんによると、バナナ模様になるのは色素異常といった突然変異やウナギが生息する環境など様々な影響が考えられると言います。。

(渋川マリン水族館 岡秀彦館長)
「10年以上前に、水族館にも今回見つかったような『バナナウナギ』が地元の人から持ち寄られことがあります当時は『バナナウナギ』ではなく『パンダウナギ』と呼ばれていました。」

「『バナナウナギ』は、色素異常といった突然変異の可能性も考えられます。ただ、これまで岡山県内で何件か見つかった話を聞いていますが、その多くがウナギが『湖の汽水域』ではなく、『淡水域の用水路』で取れたものでした。」

【画像②】

「通常、ウナギは石垣の中や泥の中に隠れていて、日光が当たらない環境にいることが多いですが、バナナウナギが見つかっている用水路では日光が当たる関係から、今回見つかったバナナウナギは突然変異によるものではなく、日光が影響してバナナ色になったことも可能性のひとつに上げられます。」

岡館長によると、『ウナギ』が『バナナウナギ』になるのか?まだはっきりと解明されておらず、その多くが謎に包まれているそうです。