熱帯低気圧が小笠原近海を北北西に進んでいて、3日の未明までに台風3号(ムーン)になる見込みです。

気象庁が2日の午後4時過ぎに発表した、発達する熱帯低気圧に関する情報によりますと、2日の午後3時現在、熱帯低気圧が小笠原近海の北緯25度35分、東経146度55分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいます。

中心の気圧は1004ヘクトパスカル、
最大風速は15メートル、
最大瞬間風速は23メートルとなっています。

熱帯低気圧は今後12時間以内に台風となる見込みで、その中心は、12時間後の3日午前3時には、父島の東約320キロの北緯26度50分、東経145度25分を中心とする半径100キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は1002ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は18メートル、
最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

台風の中心は、24時間後の3日の午後3時には、父島の東北東約260キロの
北緯27度40分、東経144度40分を中心とする半径130キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は1000ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は18メートル、
最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

48時間後の4日の午後3時には、日本の東の北緯30度05分、東経144度55分を中心とする半径200キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は996ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は20メートル、
最大瞬間風速は30メートルが予想されます。

72時間後の5日の午後3時には、日本の東の北緯31度00分、東経146度50分を中心とする半径260キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は992ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は23メートル、
最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

熱帯低気圧の進路の西側に当たる小笠原諸島では、急な強い雨が降るなどの可能性がありますが、今のところ本州には大きな影響はないものと見られます。