アメリカ議会上院は「トランプ減税」の延長を盛り込んだ大型法案を賛成51票、反対50票の1票差で可決しました。

アメリカ議会上院は1日、共和党が推進する「トランプ減税」の延長を盛り込んだ大型法案を採決しました。

過半数を占める共和党の議員が3人、反対に回ったことで50対50の同数となりましたが、規則に基づいて上院議長を兼務するバンス副大統領が決裁票として賛成票を投じ、法案は可決されました。

法案には、トランプ政権1期目に導入した所得減税の恒久化や国境対策の強化、飲食店の従業員らが受けとるチップの免税などが盛り込まれていて、トランプ政権の目玉法案と位置付けられています。

法案は上院の審議で修正されたため、再び下院に送られますが、調整は難航が予想されています。