朝起きて、喉がイガイガだったらどうしよう?多くの感染者を診てきた医師によると「喉の痛みはオミクロン株の特徴のひとつ」「喉の痛みを訴える人が多い」そうです。その他、鼻水が出て、花粉症が疑われるケースはどうすればいい?など、このシーズン、何か症状が出たときの対応について、専門家に聞きました。
■コロナかも? 生活の中の疑問を医師に聞く
南波雅俊キャスター:
今まで以上に新型コロナウイルスの感染がより身近になっていると感じる方も多くいらっしゃると思います。普段生活する中で“こんな時どうしたらいいのか”という疑問が浮かんできます。そこを、インターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁先生に聞いていきます。

パターン1「体温を測ると平熱より高い」
コロナ禍になって毎日体温を測っている方が多いと思いますが「普段は36度1分ぐらいなんだけど今日36度8分。微熱かな?まだ36度台だしちょっと悩むな」こんな時、会社に行っていいのか学校に行っていいのか、一つ疑問になってくると思います。

パターン2「朝起きたら喉がイガイガする」
当然寒いですから暖房などをつけたまま寝てしまうこともあるかもしれません。そんな時に「喉がちょっとイガイガするな。それ以外の症状はないけれど、どうしよう」こういった時にはどう考えていけばいいのでしょうか?
倉持医師:
現在、いわゆる感冒症状で受診する方の、例えば栃木県であれば3割ぐらいがコロナになってしまっているんですね。ですから本来は検査を受けられれば受ける。そして受けられない場合にはやはり会社に相談をしてみるということが大事だと思います。
南波キャスター:
まずは相談。それから検査というのを最優先に考えていくというところなんですね。
井上貴博キャスター:
実際、周りで検査陽性になった人に話を聞くと、喉の症状を訴える人が多いんですけど、これは喉で悪さをしやすいオミクロン株の特徴が出ているというふうに考えればいいのですか?
倉持医師:
そうですね。これまでに当クリニックで400名ぐらいコロナの患者さんを診察していますが、喉の所見でそんなに赤くなくても咽頭痛が強いという特徴がどうもあるようですので、オミクロン株の一つの特徴と考えていいと思います。
井上キャスター:
赤くなくても痛みがある。
倉持医師:
通常の場合は膿んでいたりそういう場合に、扁桃炎であるとかそれで喉の痛みが強いのですが、今回はそんなに所見がなくても、喉の痛みを訴える方を検査してみるとコロナだったという方が比較的多いです。