ヨーロッパの東部に位置するポーランドは、隣国のドイツやリトアニアからの不法移民の流入を防ぐために入国審査を導入すると発表しました。EU=ヨーロッパ連合による「自由な行き来」が制限されることになります。
ポーランドのトゥスク首相は1日、不法移民の流れを制限するために隣国であるドイツとリトアニアとの国境で一時的に、入国審査を行うと発表しました。
ドイツでは2月の総選挙で勝利したメルツ首相が移民・難民政策を厳格化させたことでポーランドに移民が流入する事態が相次いでいて、これに対応する措置だとしています。
また、リトアニアについては、ロシアとベラルーシからの不法移民が流入しているためとしています。
ドイツメディアによりますと、国境などを管理する警察の労働組合は「ドイツが入国を拒否した移民をポーランドの国境警備隊が受け入れず、国境で『ピンポンゲーム』のような状況が生まれるのではないか」などと懸念しているということです。
EU加盟国の多くは、人とモノの移動の自由を認めるシェンゲン協定により「自由に国境を行き来できる」とされていて、異例の事態となっています。
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