相続税や贈与税を算定する際の基準となる土地の価格=路線価が発表されました。
岡山県の最高路線価は、岡山高島屋などがある岡山市北区本町の市役所筋の東側で、1平方メートル当たり192万円でした。去年より7.3%上がり、4年連続の上昇です。

岡山市中心部の再開発が上昇の要因とみられていますが、去年の上昇率9.1%からは縮小していて、建築費や人件費の高騰が勢いを弱めたと考えられるということです。
また、標準宅地の平均変動率も1.9%と4年連続で上昇し、上昇率は昨年より大きくなっています。
香川県の最高路線価は、高松市の丸亀町商店街で、1平方メートルあたり38万円でした。昨年より2.7%上がり、3年連続の上昇です。

商店街では、インバウンド効果が期待されるほか、サンポート地区での大型施設の建設による人流増加など、多様な用途の潜在的需要が見込まれることが地価上昇が継続している要因と見られています。
また、標準宅地の変動率はマイナス0.1%で、昨年より下落幅は縮小したものの33年連続の下落となっています。