「信州の海」と呼ばれ、長野県民に親しまれている新潟県上越市の海水浴場が来週、海開きします。海岸の侵食などで消えた砂浜の復活作戦、この夏はどうなったのでしょうか?


長野市から車で1時間半ほどの上越市の鵜の浜(うのはま)海水浴場。
きょう(1日)は、12日の海開きを前に、シーズンの安全などを願う神事が行われました。

海水浴場では数年前から、ある異変に悩まされてきました。

大潟観光協会 佐野謙一事務局長:「これが去年の冬から一番ひどく侵食された海岸になります」

風や波で砂浜が削られ海に流出する海岸侵食などによって、2018年と比べて、海水浴で利用できる砂浜が半分近く無くなってしまったのです。


コンクリートの護岸も一部むき出しになってしまいました。地元では砂浜復活に向けて対策に着手。2024年5月には、トラック400台分、2000立方メートルの砂を入れました。

今年は、冬に西風が強く、自然と砂が流れ着いたことに加え、去年の倍以上の砂を搬入。


大潟観光協会 佐野謙一事務局長:「ほぼほぼ昔の通常通りの海水浴場ができた。久しぶりに戻ってきたようで、すごくわくわくうきうき」


かつてに近い砂浜が復活しました。鵜の浜海水浴場は12日が海開きです。