ことしの長崎平和祈念式典の児童合唱で長崎市出身の福山雅治さん作詞作曲の「クスノキ」を歌うことになりました。

これは1日、長崎市が発表したもので、被爆80年の平和祈念式典にあたり、爆心地に近い城山と山里小学校の2校の児童が「クスノキ」を合唱することになりました。
「クスノキ」は長崎市出身の歌手・俳優の福山雅治さんが作詞・作曲した曲で被爆して大きな傷を負ったにもかかわらず、今も当時の場所に立ち続ける山王神社の被爆樹木(大クス)を題材に「すべての生命が等しく生きられる世界」への願い、「生命の尊さ、逞しさ」という普遍的なメッセージが描かれています。
市によりますと、ことし被爆から80年を迎えるなかで、未来を担う若い世代の子どもたちが被爆樹木を通して被爆の実相を学び、平和の大切さを感じていただけるものと考え「クスノキ」を選曲したということです。
今回、市が式典での児童合唱について福山さんに相談したところ、快く承諾してもらったということです。