中国共産党は、去年の年末時点の党員数が初めて1億人を超えたと発表しました。

中国国営の新華社通信によりますと、去年の年末時点の中国共産党の党員数は1億27万1000人で、前の年の同じ時期より1.1%増加し、初めて1億人を超えました。女性は党員全体の30.9%、少数民族は7.7%にとどまっています。

農民や労働者が全体の32.7%を占めていますが、大学や専門学校を卒業した学歴を持つ党員が全体の57.6%と半数を超えるなど、党員の高学歴化が進んでいます。

また、長引く景気低迷や就職難を背景に、党が国家を指導する中国で就職や昇進が有利になるとされる共産党員を目指す若者が増えていて、去年1年間の入党者数213万人に対し、去年の年末時点で入党を申請している人は2142万人にのぼり、前の年から44万人増加したということです。

中国共産党はきょう、党の創立から104年を迎えます。