土地の評価額の基準となる今年の路線価が全国一斉に発表されました。
宮崎県内では、宮崎市の橘通りの路線価が33年ぶりに上昇しました。
路線価は相続税や贈与税を算定する際の基準となる土地の価格で、県内では2360か所の標準宅地を対象に調査が行われました。
それによりますと、前の年より上昇した地点は546か所、横ばいは1580か所、下落は196か所で、平均変動率はプラス0.4%と去年より上昇幅が拡大しました。
県内で最も高かったのは宮崎市橘通西3丁目の「橘通り」で、1平方メートルあたり24万円と、1992年以来33年ぶりに上昇しました。
県内の地価について不動産鑑定士は、「商業地がコロナ禍以前の水準に回復した。今後も上昇傾向が続くとみられる」としています。