大企業の好調な業績などを背景に国の税収が増え、昨年度は過去最高の75兆円台となる見通しであることがわかりました。

関係者によりますと、昨年度の国の一般会計の税収は75兆円台で、前の年度の72兆円あまりを上回り、5年連続で過去最高を更新する見通しです。

好調な企業業績や物価高を背景に、法人税や消費税などが伸び、去年の補正予算の段階で見積もった73兆4350億円を上回る見込みです。

参院選を前に各党は、給付や減税等を盛り込んだ政策を打ち出していますが、税収が増えても国の歳出が大きく上回る状況が続いていて、依然として厳しい財政運営となっています。