「香港国家安全維持法」の施行から5年を迎えたきのう、日本に亡命している民主活動家らが会見を行い、今も続く中国政府による弾圧の実情を訴えました。

香港出身アーティスト ケイシー・ウォンさん
「香港政府は法律を武器にしています。『国家安全維持法』はもちろん、本物の法律ではなく、偽の法律です」

都内で会見した香港から亡命している民主活動家やアーティストらは、中国政府による圧力がアジア太平洋地域全体に及んでいると指摘したうえで、日本は民主主義を守る責任を果たすべきだと主張しました。

また、香港の民主派団体「社会民主連線」が先月、政治的な圧力を理由に解散を表明したことについて…

World Liberty Congress ジョーイ・シューさん
「香港で民主派政党がなくなります。『国家安全維持法』の深刻さと人権の衰退を如実に物語っています」

危機感をあらわにしたうえで、今後も自由と民主主義に基づいて、抵抗を続けていくことが重要だと訴えました。