悪質なホストクラブなどに対する規制を強化した改正風営法がおととい、施行されました。歌舞伎町の街ではホストクラブの看板にある変化が起きています。
シャンパンコールで賑わうホストクラブ。東京・歌舞伎町の「HEAVEN」です。
一方で、外では、HEAVENの店長が“ある対応”に追われていました。
「HEAVEN」 鳳條月 店長
「今No.1とかその称号が禁止になったので粘着テープで消した。法律として変わったので」
ホストの看板に掲げられていた「指名数ナンバーワン」や「月間売上1000万円プレーヤー」というような文言を隠したのです。
歌舞伎町では、ほかの店でも看板の修正作業を急いでいました。
記者
「2億という文字が黄色く塗りつぶされています」
消されていたのは、ホストの営業成績を示す文字です。きっかけは、おととい施行された、ホストクラブで恋愛感情につけ込み客に飲食させる、いわゆる「色恋営業」などを禁止する改正風営法です。
施行に先立って警察庁が出した指針では、看板の文言によっては「過度な競争意識を生じさせ、客による特定のホストとの高額の飲食を助長する」としています。
その例は「〇億円プレイヤー」などの営業成績を直接的に示すものや「新人王」などの称号で営業成績が上位であることを推認させるもの。また「○○を推せ」など、客に対して応援することを過度に煽る文言などが該当するとしています。
では、「色恋営業」などの禁止で接待の様子はどのように変わるのでしょうか?
女性客
「きょうもかわいくしてきたの?みたいな、服装とか見た目をほめてくれると気持ち上がるじゃないですか」
ホスト歴8年 あらしさん
「(Q.かわいいは大丈夫?)ぎりぎり。今後はわからないけどね」
女性客
「でも好きって言ってもらいたーい」
あらしさん
「好きはだめだね」
女性客
「好きな人に好きって言われたいですけどね。だめになっちゃったらどうしましょうね、悲しい」
現場のホストには困惑もありますが、規制の強化について…
ホスト歴2年 黒山羊さん
「まずはみんなびっくりしてて。(色恋営業の禁止は)明言化されていないことも多いので、何を使っていいのか、使って駄目なのか、ホスト側もわかっていない現状なので。規制される中でどういった言葉を発していこうか、みんな悩んでる」
ホスト歴8年 あらしさん
「前向きに考えてるかもしれないです。正直(これまでの)文化を継続する必要はないのかなっていう。新しいホストというのをつくっていくしかないと思っていて。今の古びた文化というか、変えてかなきゃいけない。時代に沿って」
こうした動きの背景には、ホストが女性客に高額な「売掛金」を負わせ、支払い名目で売春を強要する事件が相次いだことがあります。
「売掛金」を発端に、風俗や売春をせざるを得ない女性の支援活動を行うNPO団体の代表は、ホスト業界で女性の搾取がなくなるように強く訴えます。
NPO法人「レスキュー・ハブ」 坂本新 代表
「女性が自分で体を売る、性を売らなきゃならないところまで追い込むような(ホストクラブの)売掛金を作らせるようなやり方というのは、やはり厳に慎んでほしいなと思いますよね。ちゃんと法律(を守って)どこをつつかれても恥ずかしくない、後ろめたくない、そういった営業を心がけてほしいなと思います」
注目の記事
「この世の終わりのようだ」オーストラリアの空が血のように赤く 一体なにが?

能登半島地震で妻子4人亡くした警察官 44歳の再出発 「制服を脱ぎ、ギターを手に」

「小学生が両親と自転車でお出かけ、どこを走れば良い?」4月からの青切符導入で変わるルールと反則金【Nスタ解説】

はみ出して追い越してもいい? 山中の道路に現れた謎のセンターライン 誰も正解にたどり着けず…警察に聞いてみると意外な回答が

「妹が勇気をくれる」ダウン症の妹の自立と成長を綴り文部科学大臣賞 小6の姉が作文に込めた妹への”尊敬”と”支えの形” 広島

「そんなドジはしない」整形と偽名で逃亡した福田和子 時効まで残り1年、背水の陣の警察が放った日本初の“懸賞金”【前編】









