この冬から営業運転が始まるJR仙石線の新型車両が、30日に公開されました。
公開されたのは、仙石線で2025年12月から運転される新型車両「E131系」です。

JR東日本によりますと、仙石線ではこれまで首都圏で使われていた車両を使用していて、新型車両が導入されるのは、仙石線の前身である「宮城電鉄」に新車が投入されて以来です。

前面のデザインは青のドット柄になり快適さや安全性などが向上するということです。

岩槻日菜記者:
「座席の横幅は最大27mm広がり、乗り心地がよくなりました」

新型車両では、運転席で乗客の乗り降りを確認できるカメラが搭載され、ワンマン運転の際にもより安全に走行できます。

また、車いすやベビーカーを使用する人のためのフリースペースも設けられ、バリアフリー化されています。

このほか、駅名や路線案内が表示されるディスプレイも新たに設置されます。

JR東日本東北本部鉄道事業部 坂巻勇紀さん:
「新型車両を導入することで、より快適でより安定した鉄道輸送サービスを提供できると考えている。通勤・通学や旅行で利用してもらい、新型車両での移動を楽しんでもらえれば」

JR東日本は、E131系のデビューに向けてポスター掲示やイベントの実施で盛り上げたいと話しています。