「短期予報解説資料」6月30日午前3時40分 気象庁発表

30日に気象庁の発表した「短期予報解説資料」をみてみると、日本海北部にある雲の広がりやすい気圧の谷が、30日夜にかけて北日本を通過。また、30日~明日7月1日にかけては低気圧からのびるシアーライン(前線のようなもの)がサハリン付近~千島近海を通過する見込みだということです。

この気圧の谷やシアーラインに向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響により大気の状態は不安定になり、北日本では7月1日にかけて落雷、突風、降ひょう、短時間強雨に注意が必要だとしています。

7月1日午前中には、300hPa(上空約9600m)の-33℃以下の寒気を伴う気圧の谷が東日本を通過、1日夜~2日にかけて別の300hPa-33℃以下の寒気を伴う気圧の谷が東~北日本を通過する見込みです。

この寒気を伴った気圧の谷や高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の流入、日中の昇温によって西日本~東日本では2日にかけて、大気の状態が不安定となって雷を伴い、非常に激しい雨が降り「大雨」となる所があるとみられていて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の 増水に注意・警戒、落雷、突風、降ひょうに注意が必要だということです。