30日がラストランとなる寝台特急「カシオペア」の臨時列車が運行開始25年の記念ツアーとしてきのう県内を走行しました。

29日午前、名取市内のJR東北本線の踏切では寝台特急「カシオペア」を撮影しようと鉄道ファンがカメラを構える姿が見られました

山梨から来た中学2年生:
「(鉄道写真歴)10年くらい前から撮り始めた。カシオペアの写真を撮りに来た」

寝台特急カシオペアは1999年に上野と札幌を結ぶ列車として定期運行を開始。その後、ツアー専用の臨時列車として運行されていましたが老朽化により今回の記念ツアーを最後に引退することになりました。

茨城からきた中学3年生:
「長く走っていたので悲しいですね」

記念ツアーでは、仙台市宮城野区の仙台車両センターでカシオペアの車両を見学する催しなども企画されました。

一方、29日午前11時過ぎには、仙台車両センターに「人が線路に入っていった」と警察に通報があり、この影響で東北本線は、仙台と東仙台の間でおよそ1時間、運転を見合わせました。

JRは線路内には入らないよう呼びかけています。

カシオペアは、30日昼前、仙台を出発し上野に向かう運行がラストランとなります。