性的少数者を扱った本を使用する授業をめぐる裁判で、アメリカの連邦最高裁は授業への出席の強制は宗教の自由に反するとの判断を下しました。
この裁判は、東部メリーランド州の公立の学校で性的少数者を扱った本を使用する授業への出席を強制することは宗教の自由に反するとして、キリスト教やイスラム教を信仰する保護者が教育委員会などを訴えたものです。
現地メディアなどによりますと、連邦最高裁は27日、「親が教えたい宗教的信念を損なうような教育を政府が受けるよう要求することは親に負担をかけている」として、子どもたちが当該の授業を欠席することは認められるとの判断を下しました。
争点となっている本について、保護者らは「トランスジェンダー思想を助長し性転換を奨励している」と批判。一方、教育委員会は「ジェンダーについて教えるものではなく、性的少数者やその家族の経験や視点を伝えるものだ」と説明していました。
現地メディアは「全米の公立学校に影響を及ぼす可能性がある」と指摘しています。
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