“ことでん” 高松琴平電気鉄道が昨年度の決算を発表しました。鉄道事業の営業収益が2000年以降最高となるなど、2年連続の黒字です。

ことでんの植田社長が会見で発表したものです。昨年度の全ての事業の営業収益は約37億円で、当期純利益は3億円あまりと2年連続の黒字となりました。
鉄道事業は、県立アリーナ開館の効果などで、営業収益が2000年代に入り最高となっています。
一方、過去の負債の返済などで、構造的な資金不足が課題だということです。
(高松琴平電気鉄道 植田俊也社長)
「いい決算の状況にはなっていますが、キャッシュが貯まっていかないところが、私たちの事業の弱いところだなと」

ことでんは、来年に向けて新駅整備や複線化などを進め、利便性を高めることで、収益を拡大したいとしています。