警察犬のうち、民間で飼育されている嘱託警察犬の技能を確かめる審査会が26日、山口市でありました。
審査会は年に一度開かれているもので、県内すべての嘱託警察犬34頭と指導手18人がエントリーしました。
審査は、それぞれ人のにおいがついた5枚の布の中から、犯人のにおいがついたものを選び出す「臭気選別」と、対象の歩いた経路を追っていく足跡追及の2種目です。嘱託警察犬は民間で飼育・訓練された犬で、事件や行方不明者の捜索などに駆けつけます。会場は、前日まで降った雨で湿っていましたが、鼻をきかせて課題をクリアしていました。
指導手
「時間問わず事件は起きますからね、それなりに毎日しておかないと、いつ要請があってもでられるような態勢にしています」
嘱託警察犬は去年、33件の行方不明者の捜索で出動しています。
資格は毎年秋の審査で更新されることから、県警では高い技能を維持しながら、県民の安心安全に力を尽くしてほしいとしています。