山口県柳井市の夏の風物詩です。「金魚ちょうちん」作りが大詰めを迎えています。
「金魚ちょうちん」は毎年、市のシルバー人材センターで作られています。作業するメンバーの平均年齢は75.8歳です。
夏の恒例行事「金魚ちょうちん祭り」に向け、4月に作業が始まりました。今月末までに12人であわせて500個を作ります。
吉冨冴 記者
「この金魚ちょうちんをかわいく作るポイントは、竹の骨組みをいかに丸く作れるかというところと、目の位置が重要なんだそうです」
ちょうちんは5つの行程で作られます。まずは竹の骨組みです。骨組みに和紙を張り、溶かしたろうで色がにじまないように「蝋書き」をします。その後、色を塗って、目や模様を描くと完成です。
雨に濡れても破れないように、防水加工をしてから街に飾ります。
柳井広域シルバー人材センター金魚班 本井秀夫さん
「一つ一つが手作りでそのときの自分の体調もあって機嫌のいいときにはいいものができたりとか、竹ひごがいいときにはいいものができたりとか出来上がったら楽しいです。かわいいね、きれいねって言われたらうれしいですね。よしまた来年も作っちゃろう。新しいもの作ってから飾ってもらおうというのが一心で」
金魚ちょうちんは来月15日に市内の白壁の町並みや麗都路通りなどに飾られ、19日に点灯が始まります。
「柳井金魚ちょうちん祭り」は8月13日に行われる予定です。