広島県庄原市東城町の民家で女性が血を流し死亡していた事件で、死因が失血死であることがわかりました。
この事件は、24日午後5時半ごろ、庄原市東城町粟田の民家で、この家に一人で住む矢吹定代(84)さんが、頭から血を流しうつ伏せで倒れ死亡していたものです。
第一発見者の近隣住民
「状況があまりにも悲惨だったので、ショックの方が大きかったです」
矢吹さんが利用していた介護施設の職員
「沢山にぎやかに話される利用者の方もおられるんですけど、そのにぎやかな話を静かに笑って聞いてくれるような、本当に優しい感じの方ですね」
矢吹さんは後頭部を中心に複数殴られた痕があったということで、何者かに殺害されたとみられます。
関係者によりますと、発見当時、玄関は施錠されていたものの、勝手口の鍵はあいていて、家の中が荒らされた様子は見られなかったということです。
警察は26日司法解剖をおこない、死因は頭部からの出血による失血死だと発表しました。かたいもので殴られ、頭がい骨などを骨折していたということです。
事件を受け、庄原市内の小中学校は26日臨時休校しました。27日からは再開予定ですが、各学校では、保護者に登下校時の付き添いなどを呼びかけています。