南米ペルーの最高峰、ワスカラン山を登山していた長野県と山梨県に住む女性2人が遭難し、この内、山梨県に住む女性が死亡しました。

死亡したのは、山梨県北杜市に住む医師でクライマーの稲田千秋さん40歳です。

稲田さんが所属するウィルダネスメディカルアソシエイツジャパンが設置した遭難対策本部によりますと、稲田さんら2人は、6月上旬にペルーに入国し、標高6768メートルのワスカラン山に登りましたが、日本時間の24日の午後3時半ごろ、山頂直下の6600メートル付近で、稲田さんが低体温症とみられる体調不良により動けなくなり、救助を求めました。

その後、26日の午前5時ごろに救助隊が2人と合流しましたが、稲田さんは意識不明となっていて、午前8時ごろに、現場で死亡と判断されました。

JNNの取材によりますと、稲田さんに同行していた寺田紗規さん35歳は長野県内在住のクライマーで、救助活動が行われているということです。