福島県双葉町は、26日、今年度の個人町県民税で、一部の町民に対し、課税誤りがあり、通常より多く課税していたと発表しました。

双葉町によりますと、課税誤りの対象者は65人で、そのうち58人は課税額を多く算出していました。誤って多く算出された金額は、あわせて約442万円ということです。

町では、今年度の個人町県民税の納税通知書を6月13日に郵送で送りましたが、その後、町民から「ふるさと納税の寄付金控除額が反映されていないのではないか」との問い合わせがありました。そのため、課税額を再確認したところ、65人に寄付金控除が反映されていなかったことが判明したということです。

反映されなかった原因は、税務署等からシステム上で寄付金控除のデータが送付された際、町の税システムに必要情報を手動で入力する必要があるところ、町の担当職員が、税システムに自動で取り込まれるものと誤って認識していたということです。

町では、今後対象の65人に連絡し、事案の経緯と謝罪を行うとともに、再発防止のため、マニュアルの見直しを行い、職員の研修会を開催するということです。