熊本家庭裁判所に新たな所長が着任し、抱負を語りました。
5月20日付で着任したのは小野寺優子(おのでら・ゆうこ)所長(62)です。
北海道出身の小野寺所長は熊本地方裁判所や福岡高等裁判所の判事などを歴任しました。

熊本家庭裁判所 小野寺優子所長「改正家族法の施行が目の前に迫っています。その準備を怠りなくやるということが、今、自分に課せられた一番大きな課題だと考えています」
小野寺所長は、民法の一部改正で父親と母親の離婚後も双方を親権者と定めることができる「共同親権」が導入されることから、「新たな争点の洗い出しをして対応策を準備しておきたい」などと語りました。
また、増加する少年事件への対応については「少年の心情を細かく分析するなどして再犯防止に努めていきたい」としています。