自転車の事故を防ごうと、スタントマンが事故を再現する交通安全教室が25日、山口県宇部市の高校で開かれました。



事故の衝撃や恐ろしさを感じてもらおうと、JA山口県とJA共済連山口が県警の協力のもと開いたものです。

宇部鴻城高校の全校生徒、約620人が出席しました。

教室ではスタントマンが自動車に見立てたとび箱に自転車でぶつかったり、自転車と歩行者が衝突したりする様子を再現しました。

「ながら運転」の体験もあり、生徒はスマートフォンの模型を手に自転車に乗り、危険性を感じていました。

自転車通学の3年生
「ヘルメットを着用して、スマホはポケットに入れて、イヤホンもせず左側通行をしたいと思いました」

県内では去年、自転車がからむ交通事故で、高校生33人がけがをしています。

自転車の交通違反を巡っては、去年11月の法改正で罰則が強化されました。

来年4月からは、車などと同様に反則金を支払ういわゆる「青切符」が導入されます。