ブルーベリーの産地として全国的に知られる福島県三春町で、ふるさと納税の返礼品として贈るブルーベリーの出荷が始まりました。

今が旬のブルーベリー。収穫の最盛期を迎えた三春町では、25日、ふるさと納税の返礼品として贈るブルーベリーの出荷式が開かれました。三春町では、およそ25年前から遊休農地を活用したブルーベリー栽培に取り組んでいて、現在は、町内の9か所で栽培を行っています。2015年には、全国の生産者が参加するシンポジウムが開かれ、全国でも有名な産地として知られています。

出荷式の前には、生産者たちがブルーベリーの状態を一つ一つ丁寧に確認していました。

三春ブルーベリー倶楽部・門馬静子会長「朝5時から摘んで、検品して、それからこっちに来てまた検品」

町では、2021年からふるさと納税の返礼品としてブルーベリーを送っていますが、今シーズンは、すでに全国から63件の申し込みが入っているということです。

三春町返礼品の担当者・渡邊聖也さん「返礼品を通して産地として知られるようになって、新規の寄付者が増えてきている。三春のブルーベリーがすごく広まってきているというのは日々感じています」

早速、記者が食べてみると…。

小枝佳祐記者「一般的なブルーベリーよりも大粒なので、ブルーベリーの瑞々しい甘さとさわやかな酸味が口いっぱいに広がります」

ブルーベリーの返礼品の申し込みは、北は北海道から南は福岡までで、順次、各地に届けられるということです。

三春ブルーベリー倶楽部・門馬静子会長「遊休農地をどんどん利用して、若い人たちに引き継いで、どんどん発展していってもらいたいです」