飛び出す絵本=仕掛け絵本を読みながら、ひとときを過ごせる新たな観光施設が広島県世羅町でオープンしました。

世羅町にオープンしたのは、「森と花の絵本ミュージアムGarden Lei」。2017年に閉店したレストラン「絵麗顔都」を借り受け、当時の面影を残しつつ整備し、5月末にオープンしました。運営事業者である世羅高原農場の、吉宗誠也会長に魅力を紹介してもらいました。

世羅高原農場 吉宗誠也 会長
「実際のところ、こういった大ぶりなものなんですけど、仕掛け絵本もページをめくりながら、楽しむことができます」

レストランとして使われていた本館は名残を残し、仕掛け絵本を中心に400冊から450冊が展示されています。これらの本は手にとって、自由に楽しむことができます。

来館者
「思ったよりレトロな感じで、子どもというよりはぼくらの方が落ち着いて回れるかなという感じですね」

本館に隣接するこちらの別館。1階にはカフェが入ります。取材した当時はオープンしていませんでしたが、21日から営業を始めています。

2階は「プレイルーム」だそうです。

世羅高原農場 吉宗誠也 会長
「ファミリーでお見えいただいたお客さまも、子どもさんもね、ちょっと、遊びながら、ごろ~んとしながら絵本を楽しんでいただいたりとか」

本館とはまた違った快適な空間が広がります。また新たに庭も作っていて、およそ120種3000本の植物が植えられています。今後、季節の移ろいによる変化も楽しめるということで、訪れるガーデニング愛好家にも好評だということです。

世羅高原農場 吉宗誠也 会長
「非日常を味わっていただく、いわゆる絵本やおとぎの世界に入ったかのような、そういった時間を過ごしていただける、そういったミュージアムになっていると思います」