2023年、福島県いわき市内の学校で、いじめの重大事態にあたる事案があったとして、市教育委員会は、専門家などで作る第三者委員会で調査することを明らかにしました。

いわき市教育委員会は24日、臨時の会見を開き、23年、市内の公立学校でいじめの重大事態にあたる事案があったと公表しました。そして、今年になって「いじめにより、子どもの生命や心身などに重大な被害が生じた疑いがある」と判断し、心理学の専門家や弁護士などで作る第三者委員会で調査することになりました。

いわき市教委・服部樹理教育長「子ども同士のこともありますが、学校の教員との間の関係も、今回調査対象となっている」

委員会は26日、初回の会合を開き、事実関係のほか、いじめと疑われる事案を把握してから、学校や市の対応に問題がなかったかなども調査することにしています。会合は非公開で複数回開かれ、年末までに報告書がまとまる見通しです。