石垣市議会は24日、中山義隆市長による補正予算の専決処分を巡り、決裁文書の日付を偽った問題に関する百条委員会設置の提案を否決しました。この問題では先週、中山市長に対する不信任決議が可決されていましたが、中山市長は24日、自ら辞職はせず自動失職を選択することを発表しました。
石垣市では補正予算の専決処分を巡る日付の虚偽記載が判明し、今月18日中山市長の不信任決議が賛成多数で可決されていました。
市議会では24日、一連の問題を調査するいわゆる百条委員会の設置を求める動議が野党から提出されましたが、虚偽公文書作成などの疑いで市民が警察に告発したことを理由に、賛成少数で否決されました。このあと中山市長は会見し、次のように述べました。
▼中山義隆 石垣市長
「私としては、今回は自動失職を選択するという結論にいたりました」
中山市長が失職後の市長選に出馬して再選すれば、任期はリセットされ新たに5期目の任期に入りますが、自身の再出馬に関しては後援会などと協議中だとして明言を避けました。
失職から50日以内に市長選挙を行わなければならず、この間に参議院選挙も実施されることから、市長選実施がいつになるのか、注目が集まっています。