観光や日常でも近距離モビリティーである電動車椅子を利用してもらおうと、中国地方では初めて、タクシー会社とレンタカー会社とサービスを始めました。
新たに導入されるのは、電動の車椅子「WHILL(ウィル)モデルC2」と「モデルF」です。「つばめ交通」と「広島レンタカー」が導入します。
ウィルは、人が歩くぐらいのスピードに設定すると、ゆったりと同行者と一緒に進みながら、会話も横並びで出来ます。

「つばめ交通」では、インバウンドや観光客など高齢のハイヤー利用者をターゲットにしています。もともと希望者のために車椅子を載せていましたが、利便性の高いウィルの導入を決めました。
「広島レンタカー」は日常や、ちょっとした遠出の選択肢の一つとして、車とウィルをセットにしたサービスを提供します。
つばめ交通企画室 山内康平室長
「欧米豪の高齢者の方々に質の高い移動体験をしてもらい、満足度の高い観光体験をしてもらうことを目指して、ウィルの導入を決めました」

広島レンタカー下岡俊治専務
「まず使ってもらえれば、次の楽しみも見えてくる。(同行者と)一緒に移動が楽しくなるということに繋がると思う」

「つばめ交通」は1回5000円で、
「広島レンタカー」ではモデルごとに違いますが(1日C2 3000円、F2000円)、期間限定で初回のみ半額で利用できるということです。