アメリカ軍岩国基地に、山口県岩国市への事前通告なしにステルス戦闘機F35Bの部隊が新たに配備された問題です。
基地機能の強化に反対する市民団体が市が示した事実上、配備容認の姿勢を撤回するよう求めました。
F35Bの新たな配備をめぐっては、福田良彦市長が市議会で「展開は一時的なものであり、運用機数に大きな変更がなければ周辺の生活環境に大きな影響が及ぶものではない」と答え、事実上、配備に理解を示しました。
国はアメリカ軍から具体的な配備や運用の機数を示されていませんが、市が独自に集めた情報などをもとに見解を示したとしています。
これに対し市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」では、「根拠を示すことができないあいまいな運用機数という概念で基地機能は判断できない」として配備容認の撤回を求めました。
瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク 久米慶典 共同代表
「運用機数なんていう概念を出したら、米軍の言うことを信用するしかなくなる。調べるって言ったって限界がある。その中でどんどん基地機能が強化される恐れがある」
市は、配備撤回を求めることは考えていないが、今後の部隊の展開を注視していくとしました。
注目の記事
“あと1個”や“残り1分”「ダークパターン」の可能性、“ひっかけ型”で定期購入も【Nスタ解説】

【最新】事故から2週間...下校中はねられた女子中学生は未だ意識不明 ドライバーは "停車した車" を追い越し若い命が危険に...「危険運転」とは何か 事故の状況からわかるその恐ろしさとは(山形・酒田市)

「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」

【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台
