教員のなり手不足で新たな対策です。文部科学省は、大学卒業時に希望しながら教員になれなかった「氷河期世代」の社会人を、公立学校の教員に採用することを積極的に検討するよう全国に通知を出しました。
氷河期世代とは現在40歳から50歳代で、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行い、現在も様々な課題に直面している世代のことです。
通知はきょう付で全国の教育委員会に出されたもので、政府が今月まとめた氷河期世代の支援強化に向けた取り組みの一環です。
文科省によりますと、公立小中学校の教員採用試験の採用倍率は、氷河期世代が学生だった頃に比べて大きく低下していて、現在、教員志願者の増加をはかり、質の高い教員の確保が大きな課題になっています。
文科省は、大学卒業当時には教員になれなかった氷河期世代らを対象にした採用試験で、一部の試験の免除や、社会人経験を考慮して加点する措置などを積極的に検討するよう全国の教育委員会に通知を出しました。
また、彼らが採用された際には、それぞれに適した研修を受けられるよう環境整備を行うことも求めています。
注目の記事
「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 「使命感で」体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発、また透析生活…次に命をつないだのは-

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

「続けていけば必ずこれに打ち勝てる日は来る」ワイン醸造家が奮闘 耕作放棄地をワイン用ブドウ畑へ 再生に挑む

「ピヨピヨ」「カッコー」…青信号で鳴る音に違いがあるのはなぜ? 音響式信号機のナゾに迫る!

【1300年ぶり天体ショー】“一生に一度の輝き” 緑に光る“レモン彗星”最接近へ 島の天文台館長が伝授「日の入り後1時間」の勝負

