7月から9月にかけて、今後3か月間の気温は全国的に高くなると予想され、気象庁は熱中症対策を十分に行うよう呼びかけています。

気象庁大気海洋部 中三川浩 予報官
「注意点といたしまして、全国的に高温を予想していることから、十分な熱中症対策をお願いしたいと思います」

気象庁はきょう、7月から9月にかけての今後3か月間の天候の見通しを発表しました。それによりますと、気温は、北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美のすべてで高くなる見込みです。

なかでも、7月は特に北日本と東日本が暖かい空気に覆われやすくなるとして、気温が高くなる確率をそれぞれ、先月の時点で予想した50%から60%に引き上げました。

すでに今月中旬、東日本や西日本では記録的な暑さとなったことから、気象庁は熱中症対策を十分に行うよう呼びかけています。

気象庁大気海洋部 中三川浩 予報官
「いつもより早い時期から猛暑日なども出ており、暑さに十分慣れていない状態の中でこういった高温を迎えたということで、やはり熱中症対策を着実に行っていただきたいと思います」

一方、降水量については、北日本、東日本、西日本はいずれも「ほぼ平年並み」、沖縄・奄美は「平年並みか、多い」と見込んでいます。

また、九州南部から東北にかけてすべての地方が梅雨明けするのは7月後半と予想していて、気象庁は最も大雨の発生しやすい期間にあたるとして、最新の気象情報を気に留めるよう呼びかけています。