これからの時期、夏から秋にかけては、ハチに刺され、救急搬送される事案が増えるとして、消防では注意を呼びかけています。
福島県の郡山地方広域消防組合によりますと、2020年から24年までの5年間、管内で、ハチに刺され、救急搬送された人は307人にのぼります。このうち、6月から10月の被害が293人と、全体の95%を占めています。状況別では、草刈りやせん定、そして伐採中が最も多く、全体の4割にのぼっています。
ハチが持つ毒に対するアレルギーがある場合、アナフィラキシーショックで意識障害や心停止に至るおそれもあります。
消防では、屋外で作業する場合は長袖、長ズボン、帽子を着用することや、ハチの巣の駆除は必ず専門業者に依頼することなどを呼びかけています。