11月12日に開幕する、福島県須賀川市の伝統行事「松明あかし」。去年、おととしと無観客開催となっていましたが、今年は3年ぶりに観客が戻ってきます。
伝統をつないでいこうと、松明あかしに情熱をそそぐ人たちを取材しました。
10月、須賀川市では松明あかしに向けた準備が進んでいました。
松明をもりたてる会・佐藤貴紀会長「やっと一般の方に見ていただけるということで、それに関してはとてもうれしいことだと思う」
須賀川市で400年以上続く伝統行事「松明あかし」。高さ10メートル、重さは3トンある大松明(おおたいまつ)をはじめ、およそ25本の松明が同時に燃える会場の光景は、圧巻そのものです。
しかし、新型コロナの影響でここ2年は、伝統の継承のために灯された1本の松明のみがさみしく燃えていました。
佐藤さん「山の上に1本だけだったので、普通は20何本とか立つ中でただの1本だけだったので、改めて寂しさというか、こんなに会場が広かったんだなということを実感した」
今年も、大松明の制作や松明行列は中止。それでも、3年ぶりに観客が戻り、17本の松明が会場に復活する予定です。
この日行われたのは、竹をしならせた「たが」に松明を支える役割の竹を入れていく作業。
大松明には及ばずとも、8メートルほどある松明の制作は大人が10人以上いても簡単に進むものではありません。
「じゃあ、新潟に回します、せーの」
作業中、時折聞こえてくる地名。1トンもある松明を動かす方向を分かりやすくするため、新潟やいわきという名称を使っています。
これも、昔から続く伝統。
こうした歴史ある祭りに今年、初めて参加する人もいます。
ペレラ・ロドリッグさん。
西アフリカのベナンから結婚を機に半年前、須賀川にやってきたロドリッグさんは、日本の文化に触れるために今回参加しました。
ロドリッグさん「面白い。みんなが優しくて、参加できるのは本当にうれしい」
この日は、半日以上かけて「たが」の中に軸となる竹8本と、それを支える竹8本の16本をなんとか入れ込みました。
佐藤さん「これからみなさんに見ていただけるような松明あかしとして、またみんなで関係者全員で一丸となってやっていきたい」
新しい風を吹き込みながらつないでいく伝統。
圧巻の火の競演が戻る今年の松明あかしは、11月12日、須賀川市で開催されます。
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