福島県会津美里町では、特産の高田梅をPRする「高田梅種飛ばし」が22日に行われました。今年は、飛ばした距離ではなく、正確性を競いました。

会津美里町の伊佐須美神社では、現在、あやめ祭りが開かれています。こうした中、行われたのが恒例の「高田梅種飛ばし」です。この催しは、町特産の高田梅をPRしようと毎年行われていましたが、新型コロナの影響で中止が続き、今年6年ぶりの開催となりました。

これまでは、どれだけ遠くに種を飛ばせるか、その飛距離を競っていました。しかし、今年は、地面に設置された的を狙います。中心にあるAの的に入るとおもちゃなどの景品がもらえるため、子どもたちの気合は十分。まずは特産の高田梅を食べてから種を飛ばします。

地元から参加した東瀬元さん「初めてなのでどのくらいと飛ぶか分からないけど、結構飛ばしたい」

地元の小学生、東瀬元さんは、Aの的を狙いましたが、惜しくも届きませんでした。

東瀬元さん「意外と飛んで、もう少しでAの枠に入るかなと思ったら、ぎりぎりで止まっちゃったので、悔しいけど思ったよりは飛んだのでうれしかった」

一方、大粒の高田梅をほおばるのは、会津若松市から参加の小学生、佐藤花さん。自宅の庭でサクランボの種で練習をしたという佐藤さん。Aの的に届くのでしょうか?

こちらも飛距離が伸びず、結果はCの的です。佐藤さん、悔しそう。

佐藤花さん「全然飛ばないですね、思ったよりも。再挑戦したいです」

会津美里町商工会青年部・根本昌和部長「今年は子どもたちだけなんですけど、来年とか大人も参加してもらって、将来的には(距離を競う)選手権を復活させたい気持ち」

伊佐須美神社のあやめ祭りは、今月30日まで開催されています。