来年のアジア大会のメイン会場「名古屋市瑞穂公園陸上競技場」は、着々と建て替え工事が進み完成が近づいてきました。期待が高まる一方で、アジア競技大会には2つの大きな課題が…。

ひとつは、「経費」の問題です。

もともとは「質素で合理的な大会」を掲げて誘致したアジア競技大会ですが、人件費や資材の高騰によって、開催経費は当初の倍、2000億円を超える見通しです。

愛知県の大村知事はこれまでに何度も、石破総理との面会などを通じて、国に財政支援を要請してきました。

そして、今月13日。政府はアジア競技大会への支援を盛り込んだ国の「骨太方針」を閣議決定しました。方針は政府の重要課題や年末の予算編成の方向性を示すもので、愛知県や名古屋市が求めていた財政支援について一歩前進した形です。

さらにもう一つ、ボランティアの登録をめぐる問題が発覚しました。