アメリカがイランの核施設を攻撃したことを受けて、イランと核開発協議を続けていたEU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は、「交渉こそがこの危機を終わらせる唯一の手段だ」と外交的解決を求めました。

EUのフォンデアライエン委員長は、アメリカ軍がイランのフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの3か所の核施設を攻撃したことを受け、「イランは決して核兵器を保有してはならない」としたうえで、「外交的解決に関与すべきだ」と強調しました。

EUはフランスやドイツ、イギリスの外相と共に、イランのアラグチ外相と核開発協議を続けていて、20日の協議ではアラグチ外相が「核開発は平和的なもの」と従来の主張を繰り返していました。

アメリカ軍によるイランへの攻撃については、フランス政府も「紛争拡大のエスカレーションを避けるために、当事者らに自制を強く促す」とする声明を発表しています。