大規模災害を想定し、救援物資の運搬や停電など自衛隊が関係機関と連携する訓練が広島市で行われました。

海上自衛隊呉地方隊が主催した訓練には、災害時の停電や生活物資の輸送に連携して対応しようと警察や消防、電力会社などが参加しました。

車両を搭載する訓練では自衛隊の輸送艦「くにさき」に中国電力の発電用車両が載り車体が固定されました。

航空機発着訓練では救援物資や救護者を運ぶため警察や消防のヘリコプターが「くにさき」に発着しました。

訓練後は海上自衛隊のホバークラフト・LCACがお目見えし、会場の周りを周回しました。「くにさき」の甲板部分も一般公開され、参加者は輸送艦の大きさに驚いていました。

見学した女性
「大きかった。大きなエレベーターみたいなのが、すごく大きくてドキドキした」

見学した男性
「災害派遣とか私たちが困ったときに来てくれる頼もしい存在だなと改めて再認識した」

海上自衛隊呉地方隊は、夏にも防災訓練を行い関係機関と連携を深めていきたいとしています。