新人・中川加津代候補が考える中心市街地活性化

新人・中川加津代候補

「旧ダイエー跡地の取得については市民に十分な説明がなされていない理解を得たものではないというふうに捉えています。土地開発公社さんが買っているわけですけれども、その8億6000万円実質が市の借金であります。市長は何か浮ついた感じで今回の開発計画などを語ってらっしゃいますけれども、この先もあの8億で済む話ではないっていうことなんですね。土地を活用して、どういった投資を産んでいくのかわかりませんけれども、この後の、何かハコモノを建てるって考えたときに、もうまたさらに何十億っていうような投資が想像できるんです。その税金が投じられるっていうことを考えると、非常にこの今回の取得方法については疑問が残ります。ちゃんとこういう手法で、こういう計画性を持って、どういった、どれだけの経済効果を生むかっていうことを十分に説明した上で、全て100%市民の理解を得られるとは思いませんけれども、ちゃんと納得いただけるような態勢で、本来は進めるべきだったと思っています。

ダイエー跡地に関わる事業で一時的に儲かる、儲ける人はいると思うんですけれども、それが本当に市民が望んだことなのかっていうことも市民を置き去りにしないっていう視点は忘れてはいけないなと思ってます。これ、もしもさらに、上物(うわもの)を建てたりすると、もう恒久的に負債を生み出すような事態にもなりかねないと思います。そうなったとしても、結局のところ、最後は誰が責任を取るんでしょうか?責任の所在がはっきりしていません。自分の責任だということも角田市長おっしゃってますけれども、本当にどんなふうに責任をとるのかということも含めて、ぜひ説明責任を果たすべきだと思ってます。

もしかすると何か、そのプレッシャーで何か大きいことをされたいという思いがあるのかもしれないんですけれども、しっかりと政治はギャンブルではありませんので、その点を肝に銘じる必要があると思います。地に足のついた堅実なそういった市政運営を私は望みたいと思ってますし、私ならそうしていきます。開発はあくまでも基本的には民間主導で行うべきであって、市はそれをサポートしていくスタンスで臨むべきではないかと思います。それはその理由としては、次世代への借金を、ツケを残さないという、そこの主眼でもってそうしていくべきだろうとこれからの時代を考えたときに、民間主導でツケを残さない。この手法でやっぱり旧ダイエー跡地は今後も…買ってしまいましたので、どう考えるか、場合によってはもう1回民間に再売却っていうことも最終的にはせざるを得ないということも選択肢の一つとして私は思ってます」

「それから、竹平記念館のサブアリーナの件ですけれども、これについても同様で市民の理解を本当に得ているのか。唐突に令和7年度予算の方に基本設計額が乗ってきましたけれども、いつの間に竹平のサブアリーナに新総合体育館というか、二塚の方の大きな体育館がすり替わってしまったのか、実際すり替わってはいないんですけれども、いずれ大きい体育館はあの建てるっていうふうな考えも示しつつ、サブアリーナを今建設することになってきてるんですね。これ実際…審議会行われました。その審議会もその議事録拝見してますけれども、議事録拝見してると総合体育館の方が欲しいっていうような意見が連なっているのになぜかしらサブアリーナでお茶を濁すような投資になっている。そういったところも一体誰のための計画なのか、税金を無駄遣いしてるんじゃないか、中途半端なサブアリーナを計画することが将来どういった負担になるかっていうことも市民の皆さんしっかりと考えていただきたいですし、私が市長になったらこれはもうすぐ白紙撤回いたします」

「それから市街地活性化についてですけれども、実際高岡駅の北側見ても、もうこれまで歴史的にもうまくいってませんよね。そういうことを考えても、中心市街地の活性化をどうやっていくかっていうときに、やっぱり私は経済成長しかないし、経済成長させるために中心市街地都市開発をどうやってやっていくか、その視点で考えたときに、企業支援、雇用創出、そういうことを主眼に置きながら、都市計画を考えていく、これからの人口動態も考えながら本当に今打つべきことを、中心市街地でも事業として行っていく必要があると思います」

高岡市長選は6月29日投開票です。