今回、マスコミの取材を受ける決心をし、親を説得して了解をもらったという古山さん。式典には事前にしたためた手紙を用意していました。
旧昭和電工=現在のレゾナック・ホールディングスの社長に渡す手紙です。
― レゾナックの社長に一番伝えたいことは?
「私をこんな体にしてくれてどうしてくれるんですか。責任を取ってください。今日会えなかったら、いつ会ってくれるんですか」

古山さんは式典に出席する社長に面会を申し込みましたが、予定が立て込んでいるとして断られていました。
「きょう、私と会えないのなら、あらためて私に会いに来てください」
「そして、レゾナック・ホールディングスとして、私がどのように苦しんでいるのか、ちゃんと向き合ってください」