古山さんは今回の式典で、被害者代表としてメッセージを発信することになっています。話すことができない古山さんは演台に立って文字を書き、それを読んでもらうことで、メッセージを伝えます。

水俣病の歴史と人生とが重なる古山さん。
これまでの人生をこう振り返りました。

「私はちいさい頃からマスコミに追いかけられ、報道されてきました。しかし、親からあまり目立たないようにと言われ、取材を断ってきました。それでも節目節目に慎重に考えたすえ、取材に応じることもありました」
「今回出ることにしたのは、私のこれからのことを皆さんに訴えるためです」