今月23日は沖縄慰霊の日です。
宮崎市の小学校では、教室と沖縄をリモートでつないで戦争について考える平和学習が行われました。

平和学習が行われた宮崎東小学校は、戦時中、沖縄から多くの人が疎開してきた宮崎市波島地区が校区となっています。

授業では、5年生の教室と沖縄県糸満市の平和祈念公園をリモートで結び、児童たちは沖縄戦で亡くなり、平和の礎(いしじ)に刻まれた人たちの名前を見学しました。

また、20日は5歳の時に沖縄から宮崎に疎開してきた山内武さんも参加し、沖縄戦で亡くなった父、與竹さんの名前を児童たちと一緒に探しました。

また、山内さんは、自身の体験を踏まえて子どもたちにメッセージを送りました。

(山内 武 さん)
「世界平和がずっとずっと続くように、貢献していくような気持ちで、皆さんも一日一日学んでください」

(児童)
「本当に戦争に行って亡くなっているんだと改めて思った。戦争がない平和な国を作っていきたいと思った」

児童たちは、平和への思いを新たにしていました。