備蓄米の放出を続けるなか、小泉農林水産大臣は、加工用などに海外から輸入しているコメの入札を「緊急的に前倒しする」と明らかにしました。

小泉進次郎 農林水産大臣
「通常8月から本格的に買い入れ入札を実施していますが、緊急的に前倒しを行い、できる限り万が一のことが起きても対応できるような構えをしておく」

小泉大臣は、備蓄米を全て放出した場合、政府が無関税で輸入する「ミニマムアクセス米」の活用も可能との考えを示していました。

このなかで、加工用や飼料用として輸入する67万トン分について、例年8月から行う入札を今月30日に前倒しして始めるということです。

備蓄米の在庫減少への対応で主食用として国産米の品質に近いアメリカ産などの中粒種の割合を増やす方向です。