宮崎県延岡市北方町では、初夏の味覚、桃の収穫が始まっています。

たわわに実った桃。
延岡市北方町では、6戸の農家が桃を生産していて、今シーズンの収穫が始まっています。

このうち、藤本博明さんは、10アールのハウスと35アールの露地で4種類の桃を栽培。

20日は、朝5時から早生品種の桃「日川白鳳」の収穫作業にあたり、ほんのり赤く色づいた桃を色や大きさを見ながら、丁寧に摘み取っていました。

(藤本博明さん)
「『日川白鳳』は果肉が硬く、ジューシーで、たいへんおいしい桃。洗ってそのままかぶりつくのが一番おいしい」

今シーズンは天候に恵まれ、玉太りや糖度もよく、収穫された桃は、宮崎市と延岡市の市場に出荷されるほか、北方町の道の駅にも並ぶということです。

【参考】
藤本さんいわく、今シーズンの桃は暑さによる影響がなく、来週ごろから「あかつき」という桃の収穫がスタート。

一番の食べ方は洗って丸かじり。加工してゼリーにするのもおすすめ。

延岡市北方町の桃農家は6戸とお伝えしましたが、最盛期には30戸あったそうです。

藤本さんは、引き継いでくれる人がいればノウハウを伝授し、地域の桃ブランドを守っていきたいと話していたそうです。