岡山県津山市の会社が、これまで産業廃棄物として捨てられていた規格外のショウガを有効活用し、オリジナル商品を開発しました。

捨てられていた規格外のショウガは年間数百トン

津山市に本社を構える永豊フーズです。一般的なショウガより色鮮やかで風味が強いという「黄金生姜(くがねしょうが)」を栽培に適した南九州で生産し、全国のスーパーなどに卸しています。

【画像①】

生産したショウガは袋につめた状態で発送するため、工場ではショウガを適当な大きさにカットする「トリミング」が行われていますが、ある問題が…

(永豊フーズ 坂口昌隆社長)
「オレンジのケースに入ってるショウガ【画像②】はスーパー用の“A級品”として販売される商品になる。でこちら【画像③】のグリーンの箱に入っているものに関してはそれより形がふぞろいなもの。見ていただいたら分かるんですが断面が大きく、商品として見栄えが悪いということになります【画像④】」

【画像②】
【画像③】
【画像④】

このような規格外のショウガは年間数百トンに及び、これまでは産業廃棄物として処分されてきました。

(永豊フーズ 坂口昌隆社長)
「農家から買いつけるというコストがかかっているものを、あえてそのまま金をかけて産業廃棄物として捨てるという…ニ重の金がかかって大変もったいないなと…」

【画像⑤】

こうした課題を解決しようと永豊フーズでは規格外のショウガを活用した商品開発に着手しました。当初は佃煮や麹漬を考案したといいますが…

(永豊フーズ 坂口昌隆社長)
「どうせ作るならだれも世の中で作ったことがないものを作っていこう」