猛暑日となった高知県四万十市西土佐では、厳しい暑さが続く中、色鮮やかなユリの花が咲き誇り、山里の街道を彩っています。

四万十市の北西部、山に囲まれた西土佐薮ヶ市地区です。奥の大宮地区につながる県道8号沿いには“夢ゆりの道″という看板が立てられ、1キロ余りにわたってユリが植えられています。

地元の住民グループ「薮ヶ市里づくり委員会」が、地域を活気づけようと世話をしていて、2025年で28年になります。6月上旬から早咲きの品種の花が咲き始めたといい、見ごろを迎えました。

5種類ほどのユリ、およそ5000株が道路沿いに立ち並び、オレンジや黄色、ピンクや赤紫などの花が、のどかな山里を彩っています。まだつぼみの状態ですが、白や黄色の花を咲かせる「カサブランカ」も植えられています。

ユリ街道の花は、6月下旬までが見ごろだということです。