学生たちがそれぞれ課題を設定した研究の成果発表会が、愛媛大学で開かれました。

愛媛大学では、学生の自主的な研究にそれぞれ最大10万円を支援するプロジェクトを2000年から実施していて、19日は昨年度選ばれた14組が成果を発表しました。

このうち、ミカン農家の後継者不足について研究した社会共創学部3年の森田梨心さんらのグループでは、西予市三瓶町などで現地調査を行った結果、6割以上に後継者のいないことが判明。

(森田梨心さん)
「より新規就農を促すことができるイベントを実施する必要があると考える」

体験イベントやSNSでの情報発信などを通じ、課題を解決したいと締めくくっていました。

このほか、大学院理工学研究科2年の平本宗大さんらは、食堂の回転率向上と混雑の緩和を目指し、込み具合をスマホの通信機能で可視化する研究を行いました。

(大学院理工学研究科2年・平本宗大さん)
「利用者にとっては混雑している時間帯を避けるとかして、学生食堂の人にとっても混雑度を可視化しながら、混雑状況を見ながらオペレーションを改善してもらったりだとか」

愛媛大学は今後もこの取り組みを続け、学生に幅広い分野で多くのことにチャレンジしてほしい考えです。