青森市の倉庫などに侵入し、玄米約60袋を盗んだ罪に問われていた男の裁判で、青森地裁は男に懲役2年6か月・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けた青森市の会社員・大矢一樹 被告(37)は、2024年10月~2025年3月にかけて、市内の倉庫などに侵入して玄米約60袋、70万円相当を盗んだ罪に問われていました。

19日の判決公判で、青森地裁の藏本匡成 裁判官は「家計が苦しいからといって他人の迷惑を顧慮せずに窃盗をすることが正当化される余地はなく、動機は自己中心的で身勝手」としたうえで、被害額を全額弁償したことや被害者と示談しているなどとして大矢被告に懲役2年6か月・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

大矢被告の弁護人は、控訴の判断について明らかにしていません。